初任から3年以内の若手保育士を対象とした就業継続支援セミナーで、主催は埼玉県福祉部少子政策課。保育士のスキルアップを目的として、前年までの講演スタイルから、ワークショップの形式で同じ学びの仲間との意見交換で個々の保育園でのスキルを共有し、起用看的な場をつくることへ変えたいと、主催者から依頼を受けての実施です。
ワークショップとしてはワールドカフェ・フューチャーセッションを取り入れ、仕事のやりがいや喜び、新任ならではの不安や問題を現状把握し、自分たちの未来の働き方ビジョンを描く内容。
埼玉県の事業では、女性ならではのリラックスした雰囲気づくりのために、毎回、会場でスイーツタイムが用意されています。「同じ釜の飯を食う」の女性版で「同じテーブルでケーキを食べる」ことで一体感を醸成しようという気遣いが嬉しい。
保育士は、それぞれの園で同期が少なく、ともするとママさん保育士とも会話が合わず孤立しがち。就業継続支援セミナーでは、そんな状況の受講者が同期のような関係になれるような仕組みを作ることで、結婚や出産の悩みやカリキュラムの行き詰まり、先輩とのコミュニケーションを相談できる仲間づくりとすることも、地域ごとの開催の効果です。